こちらは、1916年に登場した名作銀貨「ウォーキング・リバティ・ハーフダラー」の誕生100周年を記念し、2016年にウエストポイント造幣局で発行された純金製50セント金貨です。NGCにて数値上の最高評価であるSP70を獲得しており、発行後30日以内にNGCまたは指定保管施設へ受領された個体に付与される「EARLY RELEASES」表記も備えています。
朝日に向かって歩む自由の女神
表面には、彫刻家アドルフ・A・ワインマン(Adolph A. Weinman)による、星条旗をまとい朝日に向かって大きく歩み出す自由の女神像が描かれています。左手には月桂樹とオークの枝を抱え、右手を差し伸べたこの構図は、アメリカ貨幣史を代表する名作デザインとして知られています。
裏面には、翼を広げたハクトウワシが岩山に立つ姿が描かれています。岩の割れ目からは若いマツが伸びており、国家の力強さと再生を象徴する図案として表現されています。1916年のオリジナル銀貨と同じ意匠が、100周年記念金貨にも引き継がれています。
銀貨から金貨へ、100年越しの再登場
ウォーキング・リバティ・ハーフダラーは1916年から1947年まで発行された銀貨です。その表面図案は、1986年に発行が始まったアメリカン・シルバーイーグル銀貨にも採用され、現在まで広く親しまれています。
2016年、初登場からちょうど100年の節目に、アメリカ造幣局はこの意匠を純金(.9999)で復刻し、ウエストポイント造幣局のWミントマークを備えた特別な50セント金貨として発行しました。
発行上限70,000枚に対し、実際の発行数は65,512枚です。100年前の名作銀貨の意匠が、純金という新たな姿で復刻された記念性の高い一枚といえるでしょう。
※歴史的背景に関する記述は、参考文献に基づく一般的な見方を紹介するものです。






