都市の“政権交代”を刻んだ、Top Popの歴史的銀メダル。
1803年、神聖ローマ帝国末期。
ドイツ南西部の都市マンハイムで、新たな統治者となったカール・フリードリヒへの忠誠を記念して製作された銀メダルです。
1803年は、ナポレオン時代の大規模な領土再編によって、ドイツ諸邦の境界と支配関係が大きく変化した年でした。
マンハイムを含むライン右岸の旧プファルツ領はバーデンへ移り、カール・フリードリヒは同年、バーデン選帝侯となります。
そして1803年6月7日、マンハイムでは新たな領主への忠誠式典が行われました。
この銀メダルは、まさにその歴史的転換を記念した一枚です。
カール・フリードリヒとマンハイム
表面中央には、左向きのカール・フリードリヒ胸像。
周囲には、
KARL FRIEDRICH KURFÜRST
「選帝侯カール・フリードリヒ」を意味する銘文が刻まれています。
さらに胸像の下には小さく描かれたマンハイムの市街景観。
その左右には、マンハイムと深く結びつくライン川とネッカー川を象徴する河神が横たわっています。
単なる君主肖像ではなく、
新たな統治者
マンハイムという都市
そして街を育んだ二つの大河
まで一枚の中に描き込んだ、非常に物語性の高いデザインです。
「マンハイムは忠誠を捧げる」
裏面には、8行にわたるドイツ語銘文。
SEINEM
ERSTEN
REGENTEN
AUS DEM
HAUSE BADEN
HULDIGET
MANNHEIM
1803
日本語では、
「バーデン家から迎えた最初の統治者に、マンハイムは忠誠を捧げる」
という内容です。
つまりこのメダルは、後世になって歴史を振り返って作られた記念品ではありません。
統治者が変わった、その時代の出来事を当時の人々自身が銀に刻んだ歴史資料です。
神聖ローマ帝国が消える3年前
1803年からわずか3年後。
1806年には、約千年続いた神聖ローマ帝国そのものが消滅します。
カール・フリードリヒも、1803年の選帝侯から、1806年にはバーデン大公へ。
このわずかな期間に、ヨーロッパの政治秩序は大きく塗り替えられていきました。
本品は、
神聖ローマ帝国末期
ナポレオン時代の領土再編
マンハイムの統治者交代
バーデンの台頭
という大きな歴史の流れを、一枚で見ることができるメダルです。
PCGS MS61 Top Pop
本個体はPCGS MS61。
PCGS Population Report上では、同タイプの1803年 Zeitz-274 Mannheim Homage銀メダルとしてMS61が1枚、これより上位の登録はありません。
したがって本品は、
現時点でのPCGSにおける最高鑑定(Top Pop)
として位置づけられる個体です。
※PCGS Population Reportに基づくPCGS内での鑑定順位です。NGC等、他社鑑定を含む市場全体の最高鑑定を示すものではありません。
このメダルの魅力
マンハイム。
カール・フリードリヒ。
ライン川とネッカー川。
1803年の領土再編。
そしてTop Pop。
単なる200年以上前の銀メダルではありません。
「都市の支配者が変わった瞬間」を、その時代に記録した一枚。
デザインの美しさだけでなく、神聖ローマ帝国末期の政治史まで楽しめる、非常にストーリー性の高い銀メダルです。
※歴史的背景に関する記述は、参考文献に基づく一般的な見方を紹介するものです。
商品名は自動で入ります。ひとことだけでも大丈夫です
お電話の方は 090-3879-1425






