“童話王”ルートヴィヒ2世のマドンナ・ターラー
本品は1871年、バイエルン王国で発行されたターラー銀貨です。当時の国王は、ルートヴィヒ2世。
ノイシュヴァンシュタイン城をはじめとする幻想的な城を築いたことで知られ、現在でもバイエルンを代表する歴史的人物の一人です。
本貨には、その若きルートヴィヒ2世の肖像と、バイエルンの守護聖母が表裏に描かれています。
表面にはルートヴィヒ2世
表面には、ルートヴィヒ2世の右向き肖像。周囲には、
LVDOVICVS II BAVARIAE REX
の銘文が刻まれています。意味は「バイエルン王ルートヴィヒ2世」。
若々しい王の横顔を大きく配した、王国貨幣らしい堂々としたデザインです。
裏面には「バイエルンの守護聖母」
裏面には、雲と三日月の上に座る聖母マリアと幼子イエス。周囲には、
PATRONA BAVARIAE
の文字が刻まれています。意味は、「バイエルンの守護者」。
この聖母子像から、本タイプは一般にマドンナ・ターラーと呼ばれています。
王の肖像と聖母子像。王権と信仰が一枚の銀貨の表裏に表現されているところが、このタイプ最大の魅力です。
1871年――ドイツ史の大きな転換点
1871年は、ドイツ帝国が成立した年でもあります。バイエルン王国も新たなドイツ帝国の構成国となり、ドイツ世界の政治体制が大きく変化していきました。
このコインは、そんな歴史的な転換期に発行された一枚です。さらに1871年は、KM-877型マドンナ・ターラーの最終発行年。
ルートヴィヒ2世の治世と、ドイツ統一という大きな時代の変化が重なる年号です。
ノイシュヴァンシュタイン城建設期の貨幣
ルートヴィヒ2世といえば、やはりノイシュヴァンシュタイン城。城の礎石が置かれたのは1869年。
つまり本貨が発行された1871年は、ルートヴィヒ2世が自身の理想世界を形にしようとしていた、まさにその時代にあたります。
その時代に実際に発行された銀貨と考えると、単なる肖像貨とは違った面白さがあります。
発行枚数718,000枚
1871年の発行枚数は718,000枚。大量発行された近代銀貨とは異なり、現在ではコレクション対象として定着している歴史的ターラーです。
しかも本品は、裸貨ではなくPCGS AU58として第三者鑑定されています。
PCGS AU58
本品はPCGS AU58。AU58は未使用級に非常に近い状態を示すグレードです。
ルートヴィヒ2世の肖像や髪の流れ、裏面の聖母子像、衣服のディテールなども確認しやすく、デザインをしっかり楽しめる状態です。
約150年以上前の大型銀貨として、見応えのある個体です。
TLCコメント
これ、かなりストーリーが強いです。ルートヴィヒ2世。ノイシュヴァンシュタイン城。聖母マリア。ドイツ帝国成立の1871年。そしてマドンナ・ターラー最終年。
一枚の中に、バイエルンの王室・信仰・ドイツ史が全部入っています。しかもPCGS AU58。
さらに、当店にある1870年銘 PCGS MS62と並べれば、
1870年 MS62
1871年 AU58
で、同型の最終2年を比較できます。
6万円という価格帯で、歴史の話までしっかり楽しめる大型銀貨として面白い一枚です。
商品名は自動で入ります。ひとことだけでも大丈夫です
お電話の方は 090-3879-1425






