1928年10月14日、ウルムで行われたBahnschutz射撃大会
本品は1928年、ヴァイマル共和国時代のドイツ・ウルムで行われた射撃大会を記念した銀メダルです。
PCGSでは、
Shooting Festival Ulm Ag Matte
として鑑定されています。
実物には、
BAHNSCHUTZ-SCHIESSEN
ULM
14.10.28
と刻まれています。
つまり、1928年10月14日にウルムで開催されたBahnschutz関係の射撃大会を記念した一枚です。
Bahnschutzとは
Bahnschutz は、鉄道施設や鉄道運行の防護に関わった組織です。ヴァイマル共和国期のドイツでは、鉄道は人や物資を運ぶ重要な社会基盤でした。そのため、非常時に鉄道施設を守る体制も重要視されていました。
本品は、そうした鉄道防護に関係する人々の射撃大会を記念したメダルとして見ることができます。単なる地域の射撃祭ではなく、鉄道・防護・射撃訓練という時代背景まで感じられるのが面白いところです。
ウルム大聖堂を中心とした市街景観
一方の面には、ウルムの市街景観。中央でひときわ高くそびえているのが、ウルム大聖堂です。周囲には街並みが細かく描かれており、「開催地ウルム」を明確に表現しています。
射撃大会の記念メダルでありながら、都市景観メダルとしても楽しめるデザインです。
鷲・小銃・射撃標的
もう一方の面には、
鷲・交差する小銃・射撃標的・樫の葉
が組み合わされています。
射撃競技を象徴するモチーフが正面から配置され、反対面の穏やかな都市景観とは対照的な構成です。都市ウルムと射撃大会。この2つを表裏で分けて表現した、非常にわかりやすい意匠になっています。
「鉄道」と「射撃」という1920年代らしいテーマ
鉄道は当時のドイツにとって、単なる移動手段ではありませんでした。人員、物資、郵便、産業。社会そのものを支える重要なインフラです。だからこそ、鉄道施設を守るための防護体制も必要とされました。
本品は、鉄道・治安・防護・射撃訓練・都市ウルムという、1920年代ドイツ社会の一断面を伝えるメダルです。
マット仕上げの銀メダル
PCGSラベルには、
Ag Matte
と記載されています。銀製で、落ち着いたマット調の表面仕上げ。ウルム市街の建築表現や、鷲の羽、小銃、標的などの細かな意匠をじっくり楽しめる仕上がりです。
PCGS MS62・単独最高鑑定
本品はPCGS MS62。PCGS Populationでは、このタイプの登録は1枚のみ。上位グレードも確認されていないため、PCGS Top Pop・単独最高鑑定となります。
特殊なテーマに加えて、鑑定面でも非常に特徴のある個体です。
TLCコメント
これ、かなり面白いです。パッと見は「ドイツの射撃メダル」なんですが、よく見ると、
BAHNSCHUTZ-SCHIESSEN
と入っている。つまり、ただの射撃祭ではなく、鉄道防護組織に関係する射撃大会。
しかも、1928年10月14日という開催日までしっかり刻まれています。反対側にはウルム大聖堂と街並み。もう一方には鷲、小銃、標的。
1920年代のドイツで、鉄道を守る人たちがどんな訓練や活動をしていたのか。そんな背景まで想像できる一枚です。
しかもPCGSでは単独最高鑑定。9万円台で、ここまでテーマが特殊で、都市景観まで楽しめる銀メダルはかなり面白いと思います。
商品名は自動で入ります。ひとことだけでも大丈夫です
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