「普通に作られるはずだったコイン」が、ずれて打たれた。
一見すると、1937年に発行された5ライヒスペニヒ。しかし本品の最大の特徴は、コインそのものではなく「作られ方」にあります。
PCGSラベルには、
MINT ERROR
STRUCK 10% OFF-CENTER
と明記されています。つまり、コインを打刻する際に素材となる円形のブランクが本来の位置からずれ、中心から約10%外れた状態で刻印されたエラー貨です。
約2,970万枚発行された通常貨。その中の”異常個体”
1937年ベルリン造幣局「A」で発行された通常の5ライヒスペニヒは、約2,970万枚が製造されています。通常貨そのものは発行枚数の多いコインですが、本品はその製造工程の中で生じたオフセンター・エラー。
重要なのは、「1937-Aが珍しい」のではなく、「1937-Aがこの状態で打たれ、そのまま残った」という点です。通常貨とはまったく違う収集対象になります。
エラーが肉眼で分かる面白さ
エラー貨にはさまざまな種類がありますが、オフセンターは比較的視覚的に理解しやすいエラーです。本品も通常のコインと見比べると、デザインの位置が中心からずれており、打刻時にブランクが正しい位置へセットされていなかったことが確認できます。
「何がおかしいのか」が一目で伝わるため、エラーコインを初めて購入する方にも面白さが分かりやすい一枚です。
PCGSが「MINT ERROR」として認定
このコインの価値を考えるうえで大きいのが、PCGSによるエラー認定です。単に「ずれているように見えるコイン」ではなく、
PCGS XF40
MINT ERROR
STRUCK 10% OFF-CENTER
としてスラブに明記されています。製造時のエラーであることが第三者鑑定機関によって明確に分類されているため、コレクションとしても非常に扱いやすい個体です。
1930年代ドイツの歴史を残す現物資料
この5ライヒスペニヒは、1930年代のドイツで実際に使用された流通貨です。通常であれば大量生産された日常貨幣ですが、そこに製造工程上の偶然が加わることで、同じ年号・同じミントの通常貨とはまったく異なる個体となりました。
歴史貨幣としてだけでなく、「造幣局で起きた一瞬のミスが、そのまま80年以上残ったコイン」という視点で楽しめる一枚です。
こんな方におすすめ
エラーコインを集めている方はもちろん、通常貨とは少し違ったコインを探している方、PCGS認定品を集めたい方、製造工程そのものに興味がある方にもおすすめです。
3万円台という価格帯なので、PCGS認定ミントエラーの入門品としても面白いポジションです。
TLCコメント
普通の1937-Aなら大量に存在します。でも、このコインの面白さはそこじゃありません。
「2,970万枚の中で、これは正しく打たれなかった。」そして、その異常をPCGSが正式にMINT ERRORとして認定しています。
完璧に作られたコインではなく、失敗したからこそ残った個性。エラーコインならではの魅力を楽しめる一枚です。
商品名は自動で入ります。ひとことだけでも大丈夫です
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