※重量・直径はタイプ標準による概算です。
約600年前、バルセロナで使われたクロアット銀貨
本品は、1416〜1458年のカタルーニャ公国で発行されたクロアット銀貨です。鋳造地はバルセロナ。
クロアットは、中世カタルーニャを代表する銀貨のひとつで、王の肖像と十字を組み合わせた特徴的な意匠で知られています。
PCGSスラブにも、
(1416-58)
Croat
PCGS AU53
Barcelona
Cayon-1896
と明記されており、本品の年代・鋳造地・型式が確認できます。
アルフォンス4世――アラゴン王アルフォンソ5世「寛大王」
この時代の君主は、カタルーニャではアルフォンス4世。一方、アラゴン王としてはアルフォンソ5世と呼ばれ、「寛大王」の異名でも知られる人物です。
地域によって王号の数え方が異なるため名称が変わりますが、本品はその治世下にバルセロナで鋳造された銀貨です。
王冠を戴く君主肖像
表面には、王冠を戴いた君主の肖像。600年近い年月を経た現在でも、王の顔立ちや王冠、周囲の銘文が確認できます。中世ヨーロッパの貨幣らしい、非常に存在感のあるデザインです。
十字と「環・三つの点」
裏面には、大きな十字が配置されています。さらにその各区画には、
環(アニュレット)
3つの点(トリペレット)
が配されています。
これはクロアット銀貨を象徴する特徴的な意匠のひとつ。シンプルな十字に見えますが、細部を見ることで中世カタルーニャ貨幣らしいデザイン性が楽しめます。
PCGS AU53――単独最高鑑定
本品の大きなポイントが鑑定順位です。PCGS Populationでは、このCayón-1896タイプの鑑定個体は現在2枚。内訳は、
VF20:1枚
AU53:1枚
そしてAU53より上位の個体は0枚。
つまり本品は、
PCGS AU53
単独最高鑑定(Top Pop 1/0)
となります。同グレードにも他個体が存在しないため、文字通りの単独トップです。
TLCコメント
これ、かなり「中世コインらしさ」がある一枚です。王の肖像、十字、バルセロナ、そして約600年前。
さらにPCGSで鑑定されている同型は2枚だけで、その中の単独最高鑑定。見た目だけでも中世感がありますが、細かく見ると十字の各区画にアニュレットとトリペレットが入り、クロアット銀貨ならではのデザインもしっかり楽しめます。
歴史性と鑑定希少性の両方を持った、中世ヨーロッパ銀貨として面白い一枚です。
商品名は自動で入ります。ひとことだけでも大丈夫です
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