【発行724枚・PCGS最高鑑定 MS63】
1783年 フランス ラ・ロシェル
ルイ16世 1/2エキュ銀貨
オリーブ枝と王家の紋章
フランス革命の6年前。アメリカ独立戦争が終結した1783年に、港町ラ・ロシェルで生まれた希少な銀貨。
深いブルーと柔らかな黄金色のトーンが、王政末期の意匠を美しく引き立てます。
商品番号:G-067 | 写真をクリックすると拡大できます。
実物の状態・お取り置きなどお気軽にお問い合わせください。
※「最高鑑定」はPCGS内の比較です。NGCには同型のMS64の記録があり、全鑑定会社を通じた最高位を意味しません。鑑定枚数は変動することがあります。
スラブ写真・鑑定枚数の資料
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ルイ16世と、発行724枚の希少な1/2エキュ
本品の魅力をショート動画でもご紹介しています。
たった724枚。革命前夜の王国で生まれた銀貨
1783年、フランスはまだルイ16世の王国でした。
この銀貨が鋳造されてから6年後の1789年、フランス革命が始まります。
本品は王国西部の港町ラ・ロシェルで鋳造された1/2エキュ銀貨です。造幣局記号は「H」。1783年のこの造幣局・額面の発行記録はわずか724枚。フランス王政期の1/2エキュの中でも、特に小さな発行数が注目される銘柄です。
発行枚数は「現存枚数」ではありません。今日まで何枚残ったかは確認できませんが、当時の鋳造記録そのものが稀少性を語る手掛かりとなります。
提供されたPCGSデータ画面ではMS63が3枚、上位0枚。高い保存状態が魅力です。ただし、他社鑑定を含む絶対的な最高位を意味するものではありません。
表面には落ち着いた黄金色、裏面には青く輝く虹色のトーン。歴史ある銀貨に独特の表情を与えています。写真の色合いは照明や画面環境でも変わります。
1783年は、アメリカ独立戦争が終結した年
この年の9月3日、パリ条約によってイギリスはアメリカ合衆国の独立を正式に承認しました。フランス王国も独立戦争に関わり、アメリカへの資金援助は王国財政に負担を残しました。
歴史の舞台で外交と戦費が大きく動いた、まさにその1783年。王の肖像を掲げたこの銀貨は、やがてフランス革命へと進む18世紀末の貨幣です。この個体が独立戦争の支払いに使われたという証拠はありませんが、同じ時代の息遣いを感じられます。
表面:ルイ16世の肖像と、王としての権威
表面には左向きのルイ16世。刺繍が入った衣装に聖霊騎士団の徽章、背後で結んだ髪など、王侯の肖像らしい細やかな表現が見られます。周囲の「LUD. XVI. D. G. FR. ET NAV. REX.」は、神の恩寵によるフランスとナバラの王・ルイ16世を表す銘文です。
裏面:王冠と3つの百合紋、二本のオリーブ枝
王冠の下に描かれる3つのフルール・ド・リス(百合紋)は、フランス王家の象徴。左右を包むオリーブ枝は、このタイプの1/2エキュを特徴づける優美な意匠です。ラテン語の「SIT NOMEN DOMINI BENEDICTUM」は「主の御名が祝福されますように」という意味を持ちます。
2019年のフランス市場にも確認できる同年・同造幣局の落札例
フランスのCGBでは、2019年3月5日に同じ「1783年 H・ラ・ロシェル 1/2エキュ」の別個体が2,033ユーロで落札された記録があります。これは過去の参考事例であり、本個体の来歴や現在価格を保証するものではありません。状態・鑑定・手数料・為替によって比較条件は変わります。
TLCコメント
ルイ16世と聞くと、多くの人が1789年のフランス革命を思い浮かべます。しかし、この銀貨が生まれたのはその6年前。王政が続く1783年に、ラ・ロシェルという一つの造幣局でわずか724枚だけ発行された1/2エキュです。
注目したいのは発行数だけではありません。王の肖像、王冠と百合紋、オリーブ枝の均整の取れた意匠。そして銀貨の上に広がる、印象的なブルーのトーン。歴史・希少性・鑑賞性の3つを楽しめる一枚です。
1783年のフランスが、手のひらの銀貨に刻まれています。
資料:CGB(1783-Hの発行記録と2019年落札例) / CGB(NGC MS64の参考記録) / 米国国立公文書館(1783年パリ条約) / PCGS(鑑定枚数)。PCGSの鑑定枚数はご提供の画像の表示時点の数値です。








